仮想通貨投資で人並み“以下”の成績を出す習慣

仮想通貨投資で人並み“以下”の成績を出す習慣

2018年6月現在は日本の仮想通貨業界は、投資家側も事業者側もめっきり冷え込んでいるのですが、逆に言うと個人投資家としても起業家としても魅力的な市場環境であり、寂しい気持ちと心躍る気持ちの半々を抱えている山中です。

なぜ人並み”以下”の話か?

仮想通貨のバブルとその崩壊の第一幕が私達の市場を席巻し、またアフィリエイト報酬等の後押しもあって本当にたくさんのブログ記事が書かれることとなりました。人並み”以上”の成績を出す方法について書かれた記事は多く有りますが、逆に着目したもの中々お目にかけません。

投資の世界でも、ビジネスの世界でも、大衆と違う道を選ぶことが人並み”以上”成果を出すことに繋がると言われておりますので、書いてみたいと思います。

習慣1.「人が勧めるものを良く吟味せずに買う」

いままで、数十人以上の仮想通貨投資家の方と話をさせていただきましたが、何を買うかという基準をどのように決めているかと聞くと、8割方の人が知人から薦められたものをよく調べもせずに買っているようです。

その結果は色々ですが、

  • 運良く人並み以上に儲かった
  • 暴落して(あるいは少し下がって怖くなって)仮想通貨投資から手を引いた
  • 損をしたために仲が悪くなった
  • 詐欺だった
  • 売りどきが分からずに含み損を抱えたまま塩漬け

など、良い結果に結びつかないことも多いようです。

もちろん、世の中には人並み”以上”の投資成績を継続して上げている投資家もおりますが、自分に購入を勧めている人がそのようなハイパフォーマンス投資家であるかどうかは、その人の本当の運用データを見るなどしない限り分かりません。

「信頼出来る人からの情報だから大丈夫」という話も非常に良く聞きますが、信頼できるかと投資家として優秀かは別の問題ですし、そもそもその人を信頼出来ると言い切るのは自信過剰です。

良い例として、アメリカの「バーナード・L・マドフ」という株式ブローカーは世界最大のベンチャー企業向け証券取引所 NASDAQ の創設者であり、多くの人から信頼と賞賛を得ていましたが、日本の金融機関を含む数千人の投資家を、数十年もの間、ポンジ・スキームという手法で騙し、約6兆円を資産を失わせることになりました。

一時期、全仮想通貨の中で6位の市場総額まで上り詰めた BitConnect という仮想通貨もポンジ・スキームだったと言われています。

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習慣2. 「リスクを警戒しすぎて行動が遅い」

今の所、仮想通貨投資の世界は株式投資の世界より何倍も速いスピードで状況が変わっています。市場が拡大するに連れて、全体的なボラティリティ(市場価格の振れ幅)は収束して行くと言われていますが、それにはしばらくの時間が必要でしょう。

今、億り人になっている投資家は、リスクを承知で早く行動したからこそ、そのリターンが得られています。

投資でもビジネスでも、 “安く買って、高く売る” というのが儲ける基本原則です。大衆がそれに殺到している時点で、もうそれはお買い得ではなくなっている可能性が高いのです。

このような大衆の行動の遅さを利用した、合法だが詐欺的な売買手法が伝統的な金融業界でもよくあるそうです。

例: ブラジルオリンピック応援ファンドのようなテーマ型投信

  1. 開催の情報をいち早くキャッチした証券会社のトレーディング部門がブラジル関連株を購入
  2. その後、系列の運用部門がブラジル株をパッケージした投資信託を商品開発し、銀行窓口などを通して日本中の個人投資家に一斉に販売して価格が高騰
  3. トレーディング部門はそのバブルに乗じて高値で売り抜ける
  4. 価格が高騰したのは結局のところ煽られたのが原因であるため、バブルが弾けて暴落
  5. 暴落の憂き目に有った個人投資家はだいぶ下がった後に損切りするか、含み損を抱えた状態でファンドの償還期限が来るまで塩漬け

習慣3. 「感情的に任せて売り買いする」

億万長者の投資家であるハワード・マークスは、過去のレターでこのように述べています。

“強欲と楽観主義が組み合わさるたびに、人々は高いリスクをとらずに高リターンを狙う戦略を採用する、人気の証券を高すぎる価格で買う、すでに過大評価されている資産をまだ値上がり余地があると見て保有し続ける、といった行為を繰り返す。自分たちがみなまちがっていた、つまり非現実的な期待をふくらませ、リスクをないがしろにしていたとわかるのは、あとになってからだ。”

先のバブルの時に、私の友人が、どう考えても低い価値しかを持たないであろう仮想通貨を嬉々として購入しているのを見かけました。もちろんそのアドバイスが聞きいれられることは有りませんでした。結果はご想像の通りです。

感情に任せて買うというのは、皮肉ですが、 “高く買って、安く売る” ための最良の習慣であると言えます。

感情的に起こす行動として、例えば下記のようなケースが見られます。

  • 分析や競争優位性のある情報に基づいてないので、ただのギャンブルになる (そしてトレーダーの養分となる)
  • 損を確定させたくないので、損切りせずに塩漬けにする
  • 実は売りだされているトークンに利用価値は無いのにノリで買う

人並み”以上”の成績を出す習慣

それでは人並み”以上”の投資成績を出すにはどのような習慣を身に付ければ良いのでしょうか?

ことは単純です。これまで書いてきた習慣と逆の習慣を身に付ければ良いのです。

良い習慣1. 「人が勧めるものは買う前に良く吟味する」

まず、それを勧める人が本当に長期的に高い投資成果を上げている人なのかは確認しておきましょう。今年に入ってからの暴落相場をどのように乗り越えたのかを聞いてみるのが手っ取り早いでしょう。

それに加えて、ホワイトペーパーをちゃんと読むのは大事です。理解できない部分があれば、プロジェクトメンバーに直接聞くなり、開設ブログ記事を探してみるなりしましょう。それでも分からなければ無理して買わなくとも良いのです。

プロジェクトのチームメンバーの経歴をチェックし、疑問点があれば SNS や公式コミュニティなどで聞いてみましょう。ミートアップに参加して対面で聞いてみるのも良いでしょう。それが簡単に出来るのが仮想通貨投資の非常に素晴らしいところです。そのような自分の努力でリスクを減らすことが出来ます。

良い習慣2. 「自分が取るリスクの幅を明確にし、その範囲で素早く行動する」

迷いがあるなら買わないほうが良いですが、一度決めたら迅速に行動しましょう。自分の自己資産のうち、どの程度を仮想通貨に投資するのかを決め、それを厳格に守ると迷いを少なく出来るでしょう。

例えば 10% を仮想通貨で、 90% を銀行預金等の低リスク資産で運用するというポリシーの場合、全仮想通貨の価値がゼロになったとしても、あなたの資産に対する影響は 10% で済みます。

価格が高騰しているときは、つい多くの自己資産を投入したくなるものですが、初めに決めたルールを厳格に守り、より仮想通貨投資に詳しくなって自信がついたり、前提条件が変わるなどした場合にのみ配分を見直すようにしましょう。

良い習慣3. 「自分のルールを設けて、理性的に売り買いする」

熟練の投資家であればあるほど、自分のルールや戦略を持っているものです。

ウォーレン・バフェット:超長期投資・企業買収も積極的
ジョージ・ソロス:通貨危機などのリスク時に超短期のショート戦略
ジム・ロジャーズ:企業や経済を徹底研究・相場に応じた柔軟な投資

(引用元: http://gaitamemanabu.com/2017/05/27/n01/)

私がこれまでインタビューさせて頂いた仮想通貨投資家の方々の中でも、熟練の方はみな戦略や戦術を持っていました。

  • プロジェクトに関する徹底的な情報収集にし、リスクを最小限にする (公式情報、非公式情報問わず。電話をかけたり)
  • 独自の情報網を駆使して ICO の出来るだけ初期のプライベートセールを探しだし、最安値で買う
  • 5年以上の長期で考えて、その成長を信じられる仮想通貨に毎月一定額をコツコツ積立投資をする

買う時のルールや、売る時のルールを明確にしてそれを守ることで、感情による行動を押さえることができます。

成果を出している投資家の書籍やブログなどを読んで勉強するか弟子入りし、自分の性格や生活スタイルに合った戦略を作りましょう。それまでは大きな冒険をしないことをお勧めします。

座学から OJT へ!

さて、あなたは評論家になるために投資の世界に足を踏み入れたのでは無いはずです。悪い習慣を改める決心ができたら、思い切って、あなたの戦略を試してみましょう

新入社員が幾つものプロジェクトを通して、その会社で達人になっていくように、色々な局面を乗り越えて人のスキルは磨かれていくものです。

もう損をしたくないから投資なんてやらない?それも結構ですが、あなたには投資をするべき理由が有ったのではないでしょうか?富を築いて経済的に自立したい、財産所得を得て家族に楽をさせてやりたい等々。

あなたのライフプランを実現するために、人並み”以上”のスピードで資産を築く必要があるのであれば、今すぐ人並み”以上”の行動を初めましょう。

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